2002 年に P2P という最先端の技術を利用したファイル共有ソフト Winny を
開発した、金子氏の最高裁での判決は 無罪で確定しました。
当時、3流プログラマーとして「ソフトウェアを開発した人間が逮捕されるのは
おかしい」と思ってましたが、この判決が確定して安心しました。
http://www.tax-hoken.com/news_VhzAFbkog.html Winnyは2002年、当時東京大学大学院情報理工学系の助手であった金子氏が無償公開したファイル共有ソフトだ。 P2Pという 当時世界最先端の技術を用い、あらゆるファイルを高速でやりとりできるもの。 ただその性能の高さゆえ、映画や動画など著作権に 抵触するファイルの共有が流行。さらにWinnyに寄生したウィルスにより、個人や企業の情報が多数流出することとなった。 京都府警は2004年、この事態をもって、技術を公開した金子氏を「著作権法違反幇助」の容疑で逮捕。その後、金子氏は起訴され、2006年には京都地裁で有罪判決が下された。 金子氏は判決を不服として控訴し、2009年に大阪高裁で逆転無罪判決を得る。ただし今度は検察側が上告。 2011年12月19日にこの上告は棄却された。 司法がつぶした大きなチャンス P2Pは現在ではクラウドやスカイプなどに用いられる花形技術の 1つである。7年前、金子氏が開発した当時は、最先端の技術で あった。 司法がこれを「違法」と誤認したため、その後日本では 花開くことなく、海外で大きく育ち豊かな実りをもたらした。 今回の京都府警、検察がおかした失敗は、単に金子氏に対して 多大な迷惑をかけただけでなく、日本のIT産業そのものに大きな ダメージを与えるものとなった。 金子氏の担当弁護士はブロゴスに 寄せた記事の中で、日本でチャレンジしていく技術者に対して、 こう語った。 「この日本で、世界中が驚くような突き抜けたものを作ってみろ、 逮捕されるぐらい凄いものを発表してみろ。それで、捕まったときは壇を呼べ。 あ、貯金も忘れずにね」 壇氏を頼むより、 海外に出て行く技術者が増える可能性が高い。検察の失敗は 高くつく。 |
こーいうのは利用者のモラルの問題であって、金属バット、ハンマー、斧、包丁
などを生産している方々が逮捕されるの?と非常に疑問でした。金子氏は HP 上
でも物理エンジンのソフトウェアを公開したり多分野で優秀で、また私自身も
P2P の技術にも興味があったので Winny の開発者本買ってました。
無罪は当然の結果だと思いますが、金子氏、おめでとうございます。
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