月給25万、ボーナス4カ月の A 君。
月給20万、ボーナス4カ月の B君。
給与は A 君の方が良く、A と B は1年間全く同じ時間残業をしました。
しかし源泉徴収票が手元に届き、年収として見たらなんと、
月給20万の B さんの方が、年収が上回ってしまいました。
残業代は1日8時間労働を超えた分、きっちりと出ているのに!
こんなことってありえるのかな?
実は…普通にありえます。これは以下のようなトリックです。
A 君の企業は基本給10万、能力給 +15万で合計25万。
B 君の企業は基本給20万。
ボーナスや残業代は基本給に応じて計算されるので、A と B の残業代と
ボーナスは以下のようになります。
◆残業代 A君: 100000 / 20(1カ月) / 8(時間) 時給:625円 B君: 200000 / 20(1カ月) / 8(時間) 時給:1250円 ◆ボーナス A君: 100000 × 4カ月 = 40万 B君: 200000 × 4カ月 = 80万 >>全く残業をしなかった場合の年収 A君: 25万 × 12カ月 + 40万 = 340万 B君: 20万 × 12カ月 + 80万 = 320万 >>1日2時間残業した場合の1カ月の残業代 A君: 2時間×20日×625円 = 25000円 B君: 2時間×20日×1250円 = 50000円 >>1年間、平均で1日2時間の残業をした場合の年収 A君: 340万 + 25000 × 12カ月 = 370万 B君: 320万 + 50000 × 12カ月 = 380万 |
上記の通り、1カ月40時間の残業で 逆転現象 が起きてしまいました。
給与面を理由に転職を考えてる方は、基本給がどれくらいか、または想定年収が
どの程度かを意識するのが良いかもしれませんね。
IT 系でそこそこ激務の職場は、残業が月80時間前後ある場合もあるため、
この場合は月給が低くても、基本給が高い方が年収としてみたら有利になる
場合もあります。
0 コメント:
コメントを投稿