USB メモリで Linux を動かすというのが流行ってますね。
さて GNONE3 が搭載された最新のディストリビューション Fedora15 を
UL20FT にインストールしてみました。
ダウンロードは Fedora15デスクトップ版 LiveCD 64bit 567MB です。
UL20FT では Fedora 32bit 版である必要はありません。
今回利用した USB は 2010年9月に発売されたばかりの BUFFELO 製の
格安 USB メモリ16GB です。値段は 2011年6月現在で 1980円。
今の所、大きな不都合は見当たりません。小さな不都合の判断は何とも言えない。
Fedora は 常に最先端の技術が採用される為、お遊び感覚で Windows7 64bit が
動作する PC に入れるのも面白い。
なお目玉の GNOME3 は対応してました!
Linux の知識はそこまで必要ありませんので、物は試しでインストールするのも
ありですね。
インストール手順自体は下記のステップを歩みます。不安な人は VirtualPC 等に
一度インストールしてみると良いかも知れません。
A. Live CD をディスクに焼く
レーベルはこちらで公開されています。64bit 版をトリミング(切り取り)した
やつはこちらにアップしてます。
B. USBメモリと外部 CD-ROM を繋ぐ
パソコンを落とした状態で接続します。CD は先ほど焼いたやつです。
その後電源を入れ F2 を連打し bios を起動させます。
C. 外部 CD-ROM を起動
bios の画面になったら一番右の画面に切り替え CD を起動させます。
これで Fedora が起動。Fedora 起動後は初期設定を行います。
デストップが立ち上がったら USB にインストールを選択していくだけですね。
なお言語が英語になっているので、日本語にしたい方は su でターミナルを
起動し、
vi /etc/sysconfig/i18n
とエディタを起動させた後、最初の行の LANG の箇所を
LANG="ja_JP.UTF-8"
と編集し再起動すればOK。USB にインストールした後、行えます。
USB メモリのままでは Firefox が重いので これは RAMディスクにキャッシュを
保存するようにすると、USB で起動した OS でも Windows7 の FireFox より
圧倒的に高速な環境が出来上がります。
4GBに増設しているので可変ディスクとして 2GB 程与えてみた。
mkdir /ramdisk
chmod 777 /ramdisk mount -t tmpfs -o size=2048m /dev/shm /ramdisk |
FireFox の設定は URL に about:config と入力した後「右クリック」
「新規作成」「文字列」と進み、
browser.cache.disk.parent_directory と入力した後、値には /ramdisk
で対応できた。問題は /etc/fstb に ramdisk を以下のように追加してしまうと、
Fedora が起動できなくなってしまう。
/dev/shm /ramdisk tmpfs size=2048m 0 0 |
remount で失敗してるみたいなのだが、よくわからん。
しかたないので mount コマンドをシェルスクリプトにして /etc/rc.d/rc.local に
追加して解決。
さて USB 環境で Fedora 15を使うのに注意があります。
ソフトウェアの更新は選択して行うこと。
絶対に「全部選択する」ということはしない。
理由は「更新が終わらない。ファイルが破損しやすい」の2点。いつまで経っても
終わらないので正常キャンセルしたら、サウンドが鳴らなくなりました。
また USB メモリの寿命も短縮するので、必要なものだけを選択するのがベスト。
( カーネル更新、ディスプレイドライバ、セキュリティパッチなど )
この後、時差で boot が破損してしまい起動できなくなった経緯もありましたので、
ソフトウェアアップデートは慎重に行ってください。
サウンド再生、youtube、無線LAN どれも快適でした。Bluethooth も認識してた。
skype だけ起動できなかったのですが、出来そうな気配はある。
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