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2011/03/26
脱・東京電力を目指すには ~前編~

 
今回、東電の危機管理のなさにより発生した人災の被害額は何兆円なのか想像が
付きません。
 
脱・東電を目指す前に「なぜ人災か」について、過去の情報を収集し、まとめ
判断しました。検証として考察を行いましたので、判断する方は一読した上で
ご参考にしてください。
 
 
 
2007年7月24日に、東京電力に対して共産党福島県委員会が、上記の申し入れを
発行しています。その中の4項目目を抜粋します。
 
福島原発はチリ級津波が発生した際には機器冷却海水の取水が
出来なくなることが、すでに明らかになっている。
これは原子炉が停止されても炉心に蓄積された核分裂生成物質に
よる崩壊熱を除去する必要がありこの機器冷却系が働かなければ、最悪の場合、冷却材喪失による苛酷事故に至る危険がある

そのため私たちは、その対策を講じるように求めてきたが、東電はこれを拒否してきた。 柏崎刈羽原発での深刻な事態から真摯に教訓を引き出し、津波による引き潮時の冷却水取水問題に抜本的対策をとるよう強く求める。
 
対策が行われていたら「福島1号~3号まで爆発と言う最悪の結果」を、
軽減することが出来たのではないでしょうか。
 
今回の真水に関しては米軍が支援を表明し、3/25 に小名浜港を目指し出発しました
 
断り、日本政府もそれを理由に断ったと報道されました。
 
◆17日、民主党が発表
日本政府や東京電力は冷却機能の回復は可能で、
「米側の提案は時期尚早」などとして、提案を受け入れなかった
とみられる。

 
◆18日、政府が発表
東京電力福島第一原子力発電所で起きた事故で、米政府が申し出た技術的な支援を日本政府が断った理由について、政府筋は18日、「当初は東電が『自分のところで出来る』と言っていた」と述べ、東電側が諸外国の協力は不要と判断していたことを明らかにした
 
 
 
宮城県女川町は、津波により壊滅状態になりました。しかし原発は無傷で、
今は避難所となっています。
 
東北電力が設計した女川原発は、巨大地震の経験や地盤条件を考慮し、巨大津波が
来たときにも対応できる位置に建設していたことがわかりました。
 
◆東京電力の福島原発 
福島第1原発は過去の事例を参考に津波の高さを最大約5・6メートルと想定して設計されていた。東京電力は「隣の南相馬市の津波の高さは約10メートルにも及んだとされ、今回の津波は想定をはるかに超えていた。揺れは耐震設計の600ガルを下回っていただけに津波にやられました」と説明する。

◆東北電力の女川原発
女川原発は昭和53年の宮城県沖地震後の59年に運転を開始。東北電力によると、三陸沖地震津波や宮城県沖地震の経験から
津波想定は高さ9・1メートル、耐震設計は580ガル、
半径5キロ以内に活断層がない-などの地盤条件も含めた
総合的な判断で現在の場所に建設された
という。
 
参考までに、女川は壊滅状態になっています。これでも原発は無事です。
 
  動画は youtube でも見れます。
 
過去の地震の経験を生かし難から逃れた東北電力。「津波にやられました」と
"自然災害" という正当性のある言葉だけを述べる東京電力。
 
検証01検証03でもそうですが、東京電力の責任逃れ、危機管理の無さを表して
いると言えるのではないでしょうか。
 
・2011/03/31 追記
福島原発は14m、女川原発は17mの津波だった模様。
女川の方が津波は巨大でしたが「余裕を持った造り」で生き延びたようです。参考元はこちら
 
 
 
東日本大震災が派生する10日ほど前に、原発での点検漏れが新たに発覚しています。
 
東電によると、福島第1原発で見つかった点検漏れは定期検査で
行われる機器ではなく、東電の自主点検で定期点検が行われている機器
。しかし、最長で11年間にわたり点検していない機器が
あったほか、簡易点検しか実施していないにもかかわらず、
本格点検を実施したと点検簿に記入していた事例もあった
 
虚偽報告をしていた事実と、点検をしていなかった機器があったのを 03/01 の時点で
認めました。これは検証01と同様、東京電力の怠慢であるというカケラになるかと
考えます。
 
 
 
現場で働いている人は勇者です。東海村の被爆状況を知っている方は現場に行く事が
どれだけの恐怖か、想像できるかと思います。
 
現場の人には、最低でも日給1000万円以上与えるべき。話は戻り、
東京電力が、原発1号機からは高放射能量を事前把握していたことがわかりました。
 
3号機では前日にはなかった水が深さ15センチになっていたが、3人は前日の作業では線量が低かったこと、「タービン建屋は通常、線量が高い場所でない」と思っていたことなどから、水につかって作業をして、局所被曝した。18日のデータが事前に伝わっていれば、作業員らの思い込みを防げた可能性がある。

東電福島事務所の小山広太副所長は「1号機の現場の状況の情報をしっかり各現場で作業している人たちに注意喚起していれば、今回の被曝は防げたと思っており、反省している」と謝罪した。
 
現在の作業員との関連性は微妙ですが、福島原発での作業日給の目安はこちら
 
 
当たり前ですが現場の人は、上の命令にロボットのように従うしかないことが多く、
また放射線被爆の恐ろしさなども口頭レベルでしか把握できてない人が多いのでは
ないでしょうか。
 
そんな中、上からの情報共有が行われなかった結果、内部被爆が発生した事実
0325_hibaku
 
数年後、被爆により亡くなった場合は、業務上過失致死にもなると言えるのではない
ではないか。
 
これも東電の危機管理の無さのカケラの一つになります。
 
 
後編に続きます。

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