主人公がすぐに心を入れ替えるシナリオは、
悪い意味でいらっ(※1)とする。
※ゲーム開発時には、良い意味でいらっとさせるという表現が有ります。
人ってのは簡単に性格も変わらないし、意思も変わらない。
ゲームの世界観なら自由に演出するのはもちろん問題ないのだけど、
人物設定はしっかりやる必要がある。
性格や考え方・行動がふっと変わるのは「たしかに…」と思えるような
成長・キッカケを与える壮大なイベントが無いと、納得できない。
例えば、
「(強い意志の元)家を出て行こう…」
↓
「家族を愛してるなら居て欲しい」
↓
「改心。やっぱり一緒にいたかった」
とか見ると、悪い意味でいらっとする。そんな簡単に改心する程のものを
ここまでのシナリオに引っ張ってきたのか?
と感じて仕方が無い。この時、ここまで期待していた気持ちは見事 break する。
そこまで楽しめた作品もぶち壊し。場合によってはそのキャラクターが不人気
になるというだけかもしれまいが、感情移入の起こりやすい主人公でそれを
やられると最悪。
主人公が強い信念を持つキャラで、あまたの困難を潜り抜け、そして味方側
などにシフトして行くというのは、共感しやすく、また面白い。
これは一つの王道だと思う。強い意思・信念を持って行動を行い、それを
根本的に覆すような矛盾な行動をとる場合は、納得の出来る演出が必要。
安易に意思を覆すパターンは、正直安っぽい演出と言うのか、主人公の切り替え
の早さに現実離れを感じてイラつくのかもしれない。
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