福島第一原発の復旧工事で、下請け会社の役員が厚さ数ミリの鉛のカバーで
放射線の線量計を覆うよう作業員に指示していたことがわかりました。
役員は「指示したこと＆装着したこと」合わせて否定していますが、朝日新聞
では福島県の中堅建設会社である下請け会社「ビルドアップ」の役員（５４）が
偽装工作したことを示す録音記録を入手しました。
時期は２０１１年１２月２日の夜、福島県いわき市の旅館(作業員の宿舎)で、
役員とのやりとりを作業員が携帯電話で録音していました。役員が線量計
「ＡＰＤ」を鉛カバーで覆うよう指示した所３人が拒んだため、２日夜に
会社側３人と話し合いがもたれ、役員は音声内容を否定していますが、
この場にいた複数の作業員が録音内容を認めている状況です。
これに伴い厚生労働省は「労働安全衛生法に違反する疑いがある」として調査を
始めています。
偽装工作を行ったビルドアップまでの工事発注の流れ
証拠は出てこない可能性が強いですが、東京電力の指示の可能性も否定でき
ません。下請けを通すことにより直接的な証拠を掴むのは難しくなり、
また責任問題も押し付ける事が出来る為、やりたい放題の現状はいつ
改善されるのか疑問がつきません。
0 件のコメント:
コメントを投稿