2010/07/03

WinSock の非同期 connect() の仕様?

 
Winsock の 非同期 connect() で、存在しないIPアドレスを指定します。
 
その場合、ネットワークの状態は SYN_SENT で一時停止することになります。
相手のポート開放待ちですね。
 
この状態は vista 以降の os では fport 類似コマンドの psr などで確認できます。
 
 
socket() 生成 → connect() をコールした後、
 
すぐに解放処理を行います。
 
    connect_timeout( socket, … );     // connect() を行い、タイムアウトが発生
 
    shutdown( socket, SD_SEND );            
    read = recv( socket, buf, 1, 0 );   // この場合は接続していないので必要無い
    printf( "read: %d\n",  read );       // 当然ですが -1 になります
    shutdown( socket, SD_BOTH );
    closesocket( socket );
 
ここまでは別に良いんですが…最後に
 
    WSACleanup();
 
を呼ぶと、
 
 
20秒間、ブロッキングされます
 
 
ミニ知識ですが、Windows 系の OS では、connect() のタイムアウト値を
計測したところ 20 秒です。vista sp2 では確実。
 
その20秒という値が経過しない間に、
 
解放処理を行い WSACleanup() を呼ぶとブロッキングされるようだ。
 
WSACleanup() のタイミング的には、めったに困らないんだけど…
ちょっと困りますね。
 
非同期処理のつもりなのに、WSACleanup() で 20秒ブロッキング
されるのは気持ち悪い。
 
ブロッキングが解除されるまで、プロセスが正常終了できない。
 
これを回避する手段は今のところ…見つかりません。うーん。

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